さて、今日はいよいよ黒猫の病気のお話をしたいと思います。彼はこのホームページの猫の病気の所でも説明してある「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」を患っています。詳しい病気の情報はそれをご覧ください。人間でも難病指定されている、治療法が確立されていない遺伝性の病気です。

ことの発端は2011年末の尿検査です。潜血があるということでお薬を服用してきましたが、1か月以上服用しても全然改善しませんでした。その後、再度尿検査でシュウ酸カルシウムの結晶が確認されたため、エコー検査を行うことになり、相方が黒猫を病院へ連れて行きました。そして検査を行うと、腎臓にいくつもの丸い袋が発見されたのです。そこで「多発性嚢胞腎」という診断を受けました。

黒猫は以前から定期的に血液検査をしていましたが、BUNとクレアチニンの数値が微妙に基準値より高く、超初期の腎不全とも言われていました。それもこの病気が原因だったのです。

当時、担当の先生に「余命は持って2年でしょう」と言われました。この話を家に戻った相方から聞かされた時は、あまりにもショックで涙が出てきました。

それからは、腎臓に負担のかからないように低蛋白でリンを制限してある腎臓サポートを食べてもらい、一日一回ACE阻害薬の「エースワーカー錠」というお薬を服用してもらっています。このお薬は尿中のたんぱくが漏出するのを抑制して腎臓を保護するためのものです。

余命宣告から1年がたちますが、「本当にそんな大変な病を患っているのか?」というほど、食欲は旺盛ですし、他の愛猫とけんかする元気もありますし、とても活動的です。黒猫はきっと長生きしてくれると私たちは信じています。