猫との生活を幸福にするおすすめグッズや病気の知識

エキノコックス症

エキノコックス症は、主に北海道のキタキツネの間で広がっている病気です。

しかし、近年では家庭で飼われている犬にも、エキノコックスの感染が認められています。エキノコックスと呼ばれる寄生虫は条虫の一種で、キタキツネや犬といった犬科の動物を最終宿主としています。エキノコックスの成虫はこれらの動物の小腸を棲みかとしており、生まれた虫卵は便に混ざって排出されます。その虫卵を含む糞を食べた中間宿主の野ネズミの様々な臓器でエキノコックスの幼虫が増殖し、その野ネズミを食べたキタキツネや犬の体の中で成虫に成長します。

そんなエキノコックスですが、最近まで猫には寄生できないものとされていました。しかし、北海道大学などが行った研究により、エキノコックスは猫にも寄生することが分かりました。欧米でもエキノコックスの虫卵が猫の便から発見されています。猫がエキノコックスに感染している野ネズミを捕食することでこの病気に罹りますが、猫(ちなみに犬も)が虫卵をダイレクトに口にすることで、この病気に感染することはないです。

しかし、仮に猫がエキノコックスに感染したしても、軽い下痢や軟便が見られるか、無症状であることがほとんどです。猫の命に関わる病気ではありません。エキノコックスに感染しても、その成虫は「プラジクアンテル」というお薬で、100%近く駆除することが可能です。外に出ることのある猫は、定期的にウンチの検査をしましょう。

怖いのは、人間がエキノコックスに感染したときです。食べ物や水などを介在して、エキノコックスの虫卵を口にしてしまった場合、5年から10年の潜伏期間を経て発症します。感染初期には症状がないので気づくことがありませんが、エキノコックスの虫卵が体内で幼虫に孵って増殖していくうちに、徐々に肝臓を蝕んでいき、最終的には重篤な肝機能障害に陥って死に至ります。初期の段階で病巣を摘出すれば助かる可能性はありますが、病状が進んでしまうとこれといった治療法がないのが実情です。

ただ、人間がエキノコックスに感染しているケースはそのほとんどが北海道です。北海道以外の都道府県でも感染例がないわけではありませんが、そのほとんどの感染者が北海道に住んでいたことのある人たちになります。ですので、北海道へ旅行などで行かれる際は、キタキツネと接触したり、生水を飲んだり、山菜や木の実、露地物の野菜などをそのまま食べたりしないなどの注意が必要です。

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